まいどおおきに!Sebです。
日本の国レベルのお話で「働き方改革」が盛んに叫ばれており、いろんなメディアでいろんなマネジメント方法が論ぜられています。
でもよく考えてみるとそもそもビジネスチームは全てが同じ性質ではないので、ある一つのやり方がそのビジネスチームでも効果を上げるわけではありません。なので働き方改革を論ずる前にチームの特性を見極める必要があるでしょう。今日はビジネスチームを4つのタイプに分類することを紹介します。
貴方のチームがどのタイプになるのか、まずは考えてみましょう。
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■チームのマネジメントタイプは4タイプ
過去の研究から紐解くとビジネスチームのマネジメントタイプは4タイプに分類できるそうです。
- 独善的専制型
- 温情型専制型
- 相談型
- 参加型
※Likert 『組織の行動科学ーヒューマンオーガニゼーションの管理と価値ー』より
それぞれのタイプの特性は次のとおりとなります。
1.独善的専制型
このタイプの特徴は、マネージャの命令が全て。恐怖・懲罰に拠る管理・監督でマネージャと部下の相互作用は見られないところです。
所謂ワンマンタイプの上司の支配するチームですね。まるで軍隊のようです。部下のストレスも最高潮に達し非常に居心地の悪いチームであることでしょう。生産性も悪そうです。
2.温情的専制型
このタイプの特徴はマネージャからある程度の権限委譲があるが、殆どの場合マネージャが決断します。恐怖・懲罰で部下を縛るところがあります。
「独善的専制型」に比べればマシですが意思決定が出来ない部下の不満はやるかた無いでしょう。成功しているうちは生産性が上がりますが、失敗の恐怖があるのでそれなりにストレスもたまります。
3.相談型
このタイプの特徴はマネージャがある程度部下を信用し、基本方針はマネージャ、個別問題は部下が対応するところです。マネージャと部下の交流もみられます。
今時の日本企業に一番多いタイプなのではないでしょうか。管理する者が指差し、働く者がその方向にドライブをかけていく。それなりの生産性もあがるでしょう。
この方針の欠点は個別問題を解決した先に何があるのか部下に考える力が育ちにくいです。
すなわちチームの働き方を継続的に「改革」していくのにやや不向きだと思われます。
4.参加型
このタイプの特徴はマネージャが部下のことを全面的に信用し、意思決定は組織で行うところです。コニュニケーションは活発でチーム内での相互作用も生じてきます。
このタイプは外資系企業に多いように思います。組織の意思決定はいい意味でも悪い意味でも作用します。ただし意思決定が「悪い意味で作用した場合」でも方向転換は容易なので「働き方改革」のベースとしては一番適していると思われます。
■まとめ
自分の所属するチームが上記4タイプのどのビジネスチームに属するのかイメージできましたでしょうか。
今時「独善的専制型」タイプのビジネスチームはなかなかないと思いますが(あればかなり致命的)、貴方の所属するチームが「相談型」か「参加型」のタイプでないと世間で言われているような働き方改革の素地が無いといえるのではないでしょうか。そのココロは「組織内のコミュニケーションがある」からという所につきます。
個人事業主でない限り会社は組織です。組織である以上、働き方は皆で相談して決めていくものだと認識しています。一人が決めたやり方をやっていくことほど苦痛なことはありません。
また「働き方改革」がトップダウンで降りてきている組織の場合。マクロ的にみるとそれは「専制的」ともとれますので「働き方改革」が浸透しないでしょう。
「働き方改革」の先に何があるのか。
方法論を比較・評論する前に自分のチームが変われるのか見極めてみませんか。
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